圧送配管
あっそうはいかん
圧送配管とは
上水や下水、泥水などの流体を、重力による自然な勾配を利用して流すのではなく、ポンプの動力を利用して「圧力をかけて」「送り出す(圧送する)」ために布設される頑丈な配管。地形的に下り勾配が確保できない起伏の激しい地盤や、低い場所から高台にある浄水施設へ水を押し上げるルート、建物の深い地下ピットから地上の下水幹線に向けて汚水を強制的に排出する箇所などに採用される。常に高い水圧が内側からかかるため、通常の自然流下用の塩ビ管よりも肉厚で耐圧性能に優れたダクタイル鋳鉄管や、特殊な強化プラスチック管などの高強度な材料が構成要素として選ばれる。
出典: 水道施設設計指針(日本水道協会)
現場での使われ方・注意点
配管工や現場監督の間では「圧送管(あっそうかん)」と呼ばれる。自然流下の管路とは異なり、ポンプの起動・停止時に管内の流速が急激に変化することで、ハンマーで叩いたような激しい衝撃波(ウォーターハンマー現象)が発生する。段取りの勘所は、この水撃による衝撃で管の継ぎ手がすっぽ抜けたり破損したりするのを防ぐため、管が曲がる箇所や分岐点にスラストブロックと呼ばれるコンクリートの重りを打設して強固に固定すること。これを怠ると、通水テストの際や運用開始後に地中で継手が外れ、道路が陥没したり水浸しになったりする大規模な漏水事故を引き起こす。
別の呼び方
加圧配管pressure pipelineサイフォン管圧送管ポンプ圧送管
この工種の歩掛
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上下水道工事の中での位置づけ
圧送配管は「上下水道工事」の用語です。この分類の8語は上下水道工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10