防食
ぼうしょく
防食とは
地中に埋設される鋼管やダクタイル鋳鉄管などの金属管、あるいは下水処理施設などのコンクリート構造物が、周囲の土壌や水質、ガスによって劣化や錆を発生するのを防ぎ、長期的な耐久性を確保するための腐食を防止する工法全般のことである。主に上下水道工事の配管布設工程や、海洋構造物の建設現場において、酸性土壌や迷走電流、あるいは下水内の硫化水素ガスという過酷な環境からインフラを守るために施工される。対象物と環境に応じて、管の外面をポリエチレンで被覆したりエポキシ樹脂を厚塗りする被覆防食のほか、電流を流して電気化学的にサビを防ぐ電気防食など、多様な種類が設計仕様書で規定されている。
出典: 水道施設設計指針(日本水道協会)
現場での使われ方・注意点
現場の塗装工や配管工の間では単に防食やライニングと呼ばれ、配管の溶接や接合が終わった直後に、継手部分や傷がついた箇所を現地で補修する作業として行われる。段取りの勘所として、塗料や防食テープを密着させるため、金属表面のサビや泥、水分をグラインダーやウエスで完全に取り除く素地調整の工程に最も時間をかけ、これを確実に行うことが求められる。単なる見栄えを良くする塗装工事と混同して、雨上がりで湿気が残っている状態のまま防食テープを巻いたり塗料を塗ったりすると、内部に水分が閉じ込められて急速に腐食が進行し、数年後に大規模な漏水事故を引き起こす致命的な失敗となる。
別の呼び方
防食塗装防蝕工corrosion protection防食被覆防錆ライニング防食工
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上下水道工事の中での位置づけ
防食は「上下水道工事」の用語です。この分類の8語は上下水道工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10