根入り込み
ねいりこみ
音声:VOICEVOX:雀松朱司
根入り込みとは
地中に埋まっている下水道管の継手のわずかな隙間や、経年劣化で破損したひび割れ箇所から、周囲に植えられている樹木の根が管の内部へと侵入してくる現象。植物の根が、生活排水に含まれる温水や豊富な栄養分、水分を求めて管の中へ伸びて急速に繁殖することによって起こる。放置すると、入り込んだ根が網の目のように広がり、流れてきたトイレットペーパーや汚物を絡め取って管を完全に詰まらせてしまう。さらには、太く成長した根が内側から押し広げる強い圧力によって、コンクリート管や塩ビ管自体の物理的な破壊を誘発する。
出典: 水道施設設計指針(日本水道協会)
現場での使われ方・注意点
下水道の維持管理業者や監督の間では「樹根侵入(じゅこんしんにゅう)」や「根入り」と呼ばれる。住民からのトイレ詰まりの苦情を受け、管内をTVカメラ車で調査した際によく発見される。取り除く際は、高圧洗浄車の先端に特殊な回転根切りカッターを取り付けて内部から切除するが、ここで無理に刃を押し込むと、すでに弱っている管壁を突き破ってしまう失敗が起こりやすい。除去後は、再び根が侵入しないように、内側から特殊な樹脂のホースを密着させて管を更生するライニング工法などで根本的な修繕を行うのが一連の段取りとなる。
別の呼び方
樹根侵入root intrusion根の浸入根入り樹根閉塞
上下水道工事の中での位置づけ
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10