建辞郎建設・土木の用語辞典

段階沈下

だんかいちんか

音声:VOICEVOX:雀松朱司

上下水道工事

段階沈下とは

配管の埋設や造成工事が終わった後、掘削して戻した土砂の締め固め不足や地下水位の変動により、埋戻し地盤が時間の経過に伴って段階的(ステップ状)に下方へ沈下する現象である。施工直後に現れる急激な沈下と、その後数ヶ月から数年かけて土の中の空気や水が抜けて起きる緩やかな沈下に分かれる。道路の陥没や舗装面の段差を引き起こし、通過する車両に衝撃を与えたり水道管を破断させたりする原因となる。これを防ぐためには、掘削前の自然地盤と同等の密度になるまで、土を薄く敷きならしながら丁寧に転圧する必要がある。

出典: 水道施設設計指針(日本水道協会)

現場での使われ方・注意点

土木監督や舗装工は「後沈下(あとちんか)」や「埋設部の沈下」と呼ぶ。防止するための最大の勘所は、埋戻し土を一度に厚く入れず、一層あたり30cm以下の厚さごとにランマーや振動ローラーで入念に締め固めながら高さを上げていくことである。よくある失敗は、工期に追われてダンプ数台分の土を一気に掘削穴に放り込み、表面だけを重機で押し固めてアスファルト舗装してしまうことである。数ヶ月後に水道管に沿って道路が長方形にベコンと凹み、地元住民からの苦情を受けて舗装を剥がし、路盤から全てやり直す大幅な手戻り工事となる。

別の呼び方

段差沈下differential settlement二次圧密後沈下埋戻し沈下圧密沈下

上下水道工事の中での位置づけ

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10