概算見積もり
がいさんみつもり
概算見積もりとは
概算見積もりは、建設プロジェクトの企画や基本設計段階などの初期において、詳細な設計図面や仕様が未決定の状態で、建物の延床面積や構造ごとの坪単価、類似工事の過去実績などを基にして大まかに工事費用を算出する方法です。概略の数値を計算することに由来します。施主の迅速な予算確保や、プロジェクトの事業性・投資判断を行うための重要な指標として活用されます。建物の用途や過去のデータベースから算出する坪単価法や、建物の部位(基礎、外壁など)ごとに概略数量を出して計算する部位別概算法などの種類があります。
出典: 公共建築工事積算基準(国土交通省)
現場での使われ方・注意点
ゼネコンの営業担当や設計者が、施主への初期プレゼンや事業計画の立案時に作成します。少ない図面情報から、地盤改良の有無や特殊な設備などの隠れたコスト要因を読み取り、予算のブレ幅を予見して計上しておく勘所が求められます。実施設計図に基づいて材料や労務費を一つずつ拾い出す「詳細見積もり(積上げ見積もり)」とは異なり、スピードを重視する違いがあります。よくある失敗は、見積もりの前提条件(別途工事の範囲やグレード)を施主と明確に合意せずに提出することです。設計が進んで詳細見積もりを出した際、概算から大幅に金額が上がり、予算超過で計画自体が頓挫する原因になります。
別の呼び方
概算積算rough estimateスクリーニング予算見積もり坪見積もり
積算・工事費の中での位置づけ
概算見積もりは「積算・工事費」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは仮設費(2語の説明に登場)です。この分類の15語は積算・工事費の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10