低入札調査
ていにゅうさつちょうさ
低入札調査とは
国や自治体が発注する公共工事の競争入札において、最も安い金額を提示した業者の入札額が、あらかじめ設定された「調査基準価格」を下回った場合に発注機関が実施する厳格な審査制度。安すぎる価格(ダンピング)で受注すると、赤字を補填するための手抜き工事や、安全対策費の削減、下請け業者への不当な買いたたきなどが発生しやすくなる。これらを未然に防ぐため、その安い金額でも手持ちの資機材を活用するなどの合理的な理由があり、設計図書通りの品質・安全管理を伴った適正な施工が本当に可能なのかどうかを、提出された根拠資料に基づいて詳細にヒアリングして見極める。
出典: 公共建築工事積算基準(国土交通省)
現場での使われ方・注意点
発注機関の契約担当部署や、有識者からなる審査委員会によって実施される。この対象になった建設業者の営業担当や現場代理人は、数日という極めて短い猶予期間内に、自社の経営状況から下請け業者の見積書、手持ちの重機のリスト、詳細な施工計画に至るまで、安くできる根拠を示すダンボール箱単位の膨大な資料を作成・提出しなければならない。段取りの勘所は、積算時の見積り根拠を平時から整理しておくこと。ヒアリングの場で下請けからの協力合意が証明できなかったり、安全管理費が不自然に削られていたりすると審査に落ち、次点の業者が繰り上げで落札者となってしまう。
別の呼び方
低入札価格調査lowest bid investigation低入札価格調査制度ダンピング調査基準価格調査
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積算・工事費の中での位置づけ
低入札調査は「積算・工事費」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは仮設費(2語の説明に登場)です。この分類の15語は積算・工事費の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10