建辞郎建設・土木の用語辞典

労務単価

ろうむたんか

音声:VOICEVOX:雀松朱司

積算・工事費

労務単価とは

建設現場で働く大工や鉄筋工、普通作業員などの職種ごとに、労働力に対して支払われる基本給に相当する賃金基準の単価。主に発注者が工事予定価格を算出する積算業務や、元請け・下請け間の契約交渉の土台として用いられる。国土交通省が毎年調査して決定する「公共工事設計労務単価」が代表的であり、所定労働時間(通常は8時間)あたりの金額で示される。この単価には時間外労働の割増賃金や事業主が負担する法定福利費、現場管理費などは含まれておらず、職人の適切な処遇を確保するための最も基礎的な指標として機能する。

出典: 公共建築工事積算基準(国土交通省)

現場での使われ方・注意点

積算担当者や現場代理人が、実行予算の作成や協力業者との見積もり交渉、日当契約の賃金決定時にベースとして使用する。最新の単価表を確認し、地域や職種ごとの正確な数値を拾い出して歩掛かりと掛け合わせるのが原価管理の勘所となる。法定福利費を含んだ「労務費」そのものと混同されやすいが、単価はあくまで純粋な賃金部分のみを指す。間違えやすいのは、この公表単価をそのまま下請けへの発注単価として丸投げすること。法定福利費や会社の利益が含まれないため、下請けの経営を圧迫し、不当な買いたたきとして指導対象となる。

別の呼び方

賃金単価labor unit price日当公共工事設計労務単価設計労務単価職人日当

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積算・工事費の中での位置づけ

労務単価は「積算・工事費」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは仮設費(2語の説明に登場)です。この分類の15語は積算・工事費の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10