建辞郎建設・土木の用語辞典

仮設計画

かりせつけいかく

音声:VOICEVOX:雀松朱司

工程管理・施工計画

仮設計画とは

工事期間中のみ一時的に使用され、完了後に解体や撤去される施設や設備の配置と仕様を定めた計画。現場事務所、足場、仮設電気、仮設給排水、仮囲い、タワークレーンなどをどこに配置し、どう運用するかを綿密に設計し、工事の安全性や作業能率を高め、周囲への騒音を防ぐ目的で策定される。本工事に着手する前の準備段階で作成され、労働基準監督署へ提出する書類の根拠にもなる。設置する期間によって、着工から竣工まで存在する事務所のような共通仮設と、特定の作業時だけ組まれる足場のような直接仮設に分かれ、敷地の広さや重機の搬入経路といった現場ごとの制約条件をクリアしながら、限られた空間を最大限に活用するようパズルのように組み立てられる。

出典: 施工計画・施工管理テキスト(建設業振興基金)

現場での使われ方・注意点

現場代理人や仮設設計担当が、着工前に図面化する。近隣住民への騒音対策や、大型トレーラーが進入できる旋回軌跡のシミュレーションを行い、安全な動線を確保する。段取りの勘所は、基礎工事から内装工事まで、工程の進捗に伴って変化するヤードの使われ方を時間軸で予測し、資材の置き場やクレーンの位置を段階的に書き分けた複数枚の計画図を作成すること。よくある失敗は、足場の控えやクレーンのアウトリガーが地下の埋設配管に干渉してしまうことや、仮設トイレの汲み取り車が横付けできない位置に配置してしまうこと。本設の建物の図面と異なり、作業員の歩く道や資材の流れをデザインするものであり、現場の利益と安全を左右する要となる。

別の呼び方

仮設設備計画仮工計画仮設計画図共通仮設計画足場計画

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工程管理・施工計画の中での位置づけ

仮設計画は「工程管理・施工計画」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはクリティカルパス(4語の説明に登場)です。この分類の17語は工程管理・施工計画の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10