建辞郎建設・土木の用語辞典

予算対比実績表

よさんたいひじっせきひょう

音声:VOICEVOX:雀松朱司

現場管理

予算対比実績表とは

工事の進行に伴い、着工前に設定した実行予算に対して、現時点でいくら原価が発生しているかを対比し、現場の採算状況を明確に視覚化した財務管理シートです。原価オーバーなどの赤字の兆候を早期に発見して工事の進め方を軌道修正し、最終的な利益を確実に残すための判断材料として作成されます。工事着工後から竣工に至るまで、毎月の月次処理のタイミングで現場所長や工務担当者が数値を更新し、社内の定例会議などで経営陣に報告されます。全体の大まかな利益状況を把握する総括表と、工種別(仮設工事や鉄筋工事など)に細かく原価のズレを分析する明細表で構成され、どこでコストが超過しているかをピンポイントで特定できます。

現場での使われ方・注意点

現場では「予実(よじつ)管理表」や単に「予実」と呼ばれ、毎月の進捗と原価を比較検討するための資料です。段取りの基本は、協力会社から上がってきた確定済みの請求書を入力するだけでなく、これから発生するであろう残工事の費用も先読みして計上していくことです。間違いやすい点として、請求書がまだ届いていない業者への「未確定の支払い見込み額」を計上し忘れると、予算が余っていると錯覚してしまいます。この見込み計上を漏らしたまま「黒字だ」と安心していると、工事終盤になってから高額な請求書がドカンと届き、表面上の黒字が一転して取り返しのつかない大赤字になるという手遅れの事態を招いてしまいます。

別の呼び方

よさんたいひじっせきひょう予算実績対比表予実管理表

現場管理の中での位置づけ

予算対比実績表は「現場管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは現場監督(4語の説明に登場)です。この分類の44語は現場管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23