建辞郎建設・土木の用語辞典

建設工事保険

けんせつこうじほけん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

現場管理

建設工事保険とは

保険法に基づく、建築工事の着工から引き渡しまでの期間に生じた物損被害をカバーする損害保険のこと。台風や火災、予期せぬ事故による工事中物件、現場に搬入した資材、組み立て中の仮設足場などが受けた損害を金銭的に補填し、工事の継続を支援するために加入する。新築工事の着工前に元請け業者が契約を結び、万が一の被災時に事故届を提出して保険金を請求する工程で関連する。第三者への賠償をカバーする賠償責任保険とは異なり、あくまで自社の工事目的物や資材への直接的な損害(火災、落雷、台風、盗難、作業上の過失による破損など)を補償の対象としている点が特徴である。

現場での使われ方・注意点

現場では単に「工事保険」と呼ばれる。着工前に契約を済ませ、現場事務所の目立つ場所に加入証明書を掲示しておくのが一般的な段取りである。火災や台風による足場の倒壊、搬入済みの高価な住宅設備の盗難など、不測の事態に備える命綱となる。間違えやすいのは、この保険の基本補償だけですべての災害がカバーされると思い込んでしまうこと。地震による建物の倒壊や、それに伴う津波・火災・噴火による損害は原則として免責(除外)されており、別途特約をつける必要がある。この確認が漏れていると、大規模な地震で現場が全壊した際に保険金が一切下りず、会社に多大な自己負担と損害が生じる恐れがある。

別の呼び方

けんせつこうじほけん工事保険建設保険

現場管理の中での位置づけ

建設工事保険は「現場管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは現場監督(4語の説明に登場)です。この分類の44語は現場管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23