組立保険
くみたてほけん
音声:VOICEVOX:雀松朱司
組立保険とは
組立保険は、建設現場において鉄骨の柱や梁を組み上げる建方工事や、エレベーター、大型空調機器、プラントの複雑な配管網などを据え付ける作業中に、クレーンからの落下や部材同士の衝突、作業員の操作ミスなどによって組み立て中の目的物自体が物理的な損害を受けた際に、その復旧費用を補償するための損害保険である。主に鉄骨造ビルの着工前や、高額な設備機器の搬入・据え付けが始まる前の準備工程で加入手続きが行われる。火災保険や第三者への賠償責任保険とは異なり、工事中の「モノ(部材や機械)の壊れ」に対して直接的にカバーするのが特徴である。
現場での使われ方・注意点
現場の責任者や事務担当者の間では「組み立ての保険」や単に「物保険(ものほけん)」などと呼ばれる。数百万円から数千万円規模の設備機器を吊り上げる危険な作業の前に、万が一の落下事故に備えて確実に適用範囲を確認しておく。加入時の勘所は、単なる組み立て作業中だけでなく、設置完了後に電気や水を通して稼働テストを行う「試運転期間中の事故(ショートによる焼損など)」まで補償範囲に含める特約を付加することである。これを忘れて加入し、試運転中にモーターが焼き付くような事故が起きると、高額な機器の再発注費用を自社で丸被りすることになる。
別の呼び方
くみたてほけん据付工事保険プラント保険
現場管理の中での位置づけ
組立保険は「現場管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは現場監督(4語の説明に登場)です。この分類の44語は現場管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23