建辞郎建設・土木の用語辞典

推進機掘進工法

すいしんきくっしんこうほう

音声:VOICEVOX:雀松朱司

上下水道工事

推進機掘進工法とは

交通量の多い道路や線路の直下など、地上から溝を深く掘り下げる開削工事が困難な場所において、地表を掘り返さずに下水道管や通信ケーブルのサヤ管などの地下管路を敷設する工法です。縦穴(発進立坑)の底に強力な油圧ジャッキを設置し、先端にカッターヘッドを持った小型の掘削機(推進機)を地中へ押し込みながら土を削り取ります。そして、掘削機に続けてコンクリート製などの推進管を次々とジャッキの力で後方から地中に圧入していきます。都市部のインフラ整備において、地上の交通や生活への影響を最小限に抑えるための重要な技術です。

現場での使われ方・注意点

道路を通行止めにできない都市部の下水道本管の布設工事などで、推進工の専門業者が専用の機械を用いて施工します。施工管理の最大の勘所は、地中に見えない掘削機が計画通りのルートを進んでいるかを常に監視することです。発進立坑からレーザー光線を照射し、掘削機内のターゲットで受光して平面や高低の位置をミリ単位で測量しながら方向を微調整します。よくある失敗は、事前の地質調査で見落としていた巨大な転石や予期せぬ硬い地層に遭遇し、推進機が前に進めなくなったり、無理に押し込んで機械が破損したりして工期が大幅に遅れることです。

別の呼び方

すいしんきくっしんこうほう推進工法パイプジャッキング推進機掘進工

上下水道工事の中での位置づけ

推進機掘進工法は「上下水道工事」の用語です。この分類の8語は上下水道工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23