クローラーキャリア
くろーらーきゃりあ
クローラーキャリアとは
不整地運搬車の一種であり、通常のタイヤの代わりに左右に装備された幅広のゴムクローラーで走行する運搬に特化した建設機械のことである。主に一般のダンプトラックがタイヤをとられて進入できない軟弱なぬかるみや、急傾斜が続く山間部の砂防工事、あるいは河川敷での護岸工事の現場において、土砂や仮設資材、コンクリートなどを運搬するために多用される。車体の重量がクローラーの広い面積に分散されるため接地圧が極めて低く設定されており、悪路でもスタックすることなく走行できるほか、上部の荷台だけが360度旋回して狭い場所でも方向転換せずに土砂を排出できる全旋回型の機構を備えた機種も存在する。
出典: 建設機械施工管理技術テキスト(建設業振興基金)
現場での使われ方・注意点
現場のオペレーターや土木監督の間ではキャタピラダンプやクローラーダンプと呼ばれ、バックホウによる掘削とセットで運用されるため、走行ルートの鉄板養生を省いて直接土の上を走らせる段取りが組まれる。施工上の勘所として、悪路に強いとはいえクローラーの構造上、鋭利な岩の角やコンクリートの破片を踏みつけたまま無理に旋回すると、ゴム製のシューが引き裂かれて外れてしまうため、走行ルートの簡易な整正は欠かせない。どんな傾斜でも登れると過信して、荷台に土砂を山盛りに積んだまま急斜面を横切るように走らせると、重心が高くなって容易に横転し、運転者が下敷きになる重大な労働災害を引き起こす。
別の呼び方
キャリアクローラーダンプCrawler Carrier不整地運搬車ゴムクローラキャリアキャリアダンプクローラキャリアくろーらきゃりあクローラダンプキャリヤダンプ
関連動画
建設機械の中での位置づけ
クローラーキャリアは「建設機械」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは建設機械(7語の説明に登場)です。この分類の27語は建設機械の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
あわせて読みたい用語
※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10