ショックアブソーバ
しょっくあぶそーば
ショックアブソーバとは
高所作業で万が一墜落事故が発生した際、落下を止める瞬間に発生するすさまじい衝撃(ショック)を、安全に吸収して和らげる(アブソーブ)ための安全装置。フルハーネスなどの墜落制止用器具と親綱をつなぐ命綱(ランヤード)の途中に組み込まれている。作業員が落下して命綱がピンと張って一定以上の強い荷重がかかると、カバーの中にある特殊な縫製で折り畳まれたナイロン織帯が、バリバリと音を立てて引きちぎれながら長く伸びる構造になっている。この破断しながら伸びる作用によってブレーキをかけ、作業員の身体の骨折や内臓破裂を防ぐとともに、親綱や足場にかかる過大な衝撃を緩和して全体の倒壊や破断を防ぐ。
出典: 厚生労働省 安全衛生法令
現場での使われ方・注意点
現場の高所足場や鉄骨の組み立て作業において、フルハーネス型墜落制止用器具を装着する全ての鳶工や作業員が命を預ける重要な部品。事前の段取りとして、作業する場所の高さ(作業床の高さ)と足元の状況に応じて、腰より高い位置にフックを掛ける「第一種」か、足元の低い位置に掛ける「第二種」かを正しく選定することが最大の勘所。これを間違えたり、墜落時にアブソーバが伸び切る距離(落下距離)を計算せずに使用したりすると、衝撃が吸収される前に地面や下層の鉄骨に激突してしまうという致命的な失敗につながる。一度でも墜落の衝撃を受けたものは、外見に異常がなくても内部が破損しているため絶対に廃棄する。
別の呼び方
しょっくあぶそーば緩衝器衝撃吸収器
足場工事・高所作業の中での位置づけ
ショックアブソーバは「足場工事・高所作業」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは足場板(2語の説明に登場)です。この分類の13語は足場工事・高所作業の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23