先行手すり
せんこうてすり
先行手すりとは
作業員が足場の作業床に乗る前に、あらかじめ下層から先行して設置する手すり。専用の手すり枠などを下から上の層へ突き上げるようにして固定し、常に手すりが配置された墜落防止措置の整った状態で上層の組み立てや解体作業を行い、作業員の墜落事故を防ぐ目的で用いられる。建築現場における外壁足場の仮設工事などで、枠組足場や単管足場を上方向へと組み上げていく工程で導入される。部材の種類によって、建枠と一体化して設置するものや、後から取り付ける据え置き型などがあり、作業手順や足場の形式に合わせて使い分けられるが、いずれも最上段の作業床に登る前に安全を確保する点で共通している。
出典: 厚生労働省 安全衛生法令
現場での使われ方・注意点
鳶工が枠組足場などを上方向へと組み立てていく作業で組み込む。作業員が最上層の作業床に登る前に、必ず下層から手すり部材を設置し、確実にロックが掛かっていることを確認してから登るよう徹底する。段取りの勘所は、手すり枠自体が大きく風の抵抗を受けやすいため、強風時の組み立てや解体は無理をせず延期すること。よくある失敗は、解体時に手順を間違えて先に手すりを外してしまい、無防備な状態で作業を行って転落の危険に晒されること。従来の後付けの手すりと異なり、常に腰以上の高さに防護材がある安心感が得られるが、部材の重量が増えるため足場全体の積載荷重や壁つなぎの補強に気をつける。
別の呼び方
せんけんてすり先行手すり枠先付手すり先遣手すり
足場工事・高所作業の中での位置づけ
先行手すりは「足場工事・高所作業」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは足場板(2語の説明に登場)です。この分類の13語は足場工事・高所作業の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23