建辞郎建設・土木の用語辞典

吊り金具

つりかなぐ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

足場工事・高所作業

吊り金具とは

吊り足場や作業用ゴンドラを安全に支持するため、上部にある構造体に引っ掛けて吊るす金属製の治具のことです。名前の通り、下から組み上げるのではなく上から吊り下げる足場を作る際に欠かせない部材です。橋梁の桁下や高層ビルの吹き抜けなど、下部に足場を設置できない特殊な環境での仮設工事で活躍します。種類としては、鉄骨のフランジを強固に挟み込む万力のようなクランプタイプや、コンクリートに直接埋め込むフックボルト型などがあり、作業員の命を預かるため、落下荷重に耐える極めて高い引っ張り強度が求められます。

出典: 仮設工業会

現場での使われ方・注意点

現場では、鉄骨造の橋梁下部やビルの大梁から吊りチェーンを垂らして、足場を空中に浮かせるように設置する際に使います。取り付け時の段取りとして、金具のツメが鉄骨のフランジの奥までしっかりと噛み合っているか、固定ボルトがダブルナットで確実にロックされているかの目視確認が欠かせません。よくある間違いとして、フランジの厚みと金具の適応サイズが合っていないまま無理に締め付けるケースがあり、これは足場ごとの滑落という重大事故に直結します。締め付け後のマーキングを徹底し、緩みがないか毎日点検します。

別の呼び方

つりかなぐ吊りクランプハンガー吊り金具

足場工事・高所作業の中での位置づけ

吊り金具は「足場工事・高所作業」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは足場板(2語の説明に登場)です。この分類の13語は足場工事・高所作業の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23