建辞郎建設・土木の用語辞典

スロープ板

すろーぷばん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

足場工事・高所作業

スロープ板とは

建設現場の足場内や仮設通路において、段差や高低差を安全に解消するために傾斜(スロープ)を設けて設置される歩行用の専用板。段差を階段ではなくなだらかな坂道にすることで、重い材料を載せた台車や一輪車(ネコ)をスムーズに転がして搬入・搬出できるようにしたり、車椅子などが通れるバリアフリー仕様の仮設通路を構築したりする目的で設置される。雨の日に泥の付いた安全靴で歩いても転倒しないよう、鋼製の板の表面には強力な滑り止めのためのエキスパンドメタル(網目加工)やスリット、突起が多数加工されている。設置する高さや距離に応じて、長さを調節できるタイプや連結できるタイプなど様々な種類がある。

出典: 仮設工業会

現場での使われ方・注意点

現場では単に「スロープ」や「渡し板」と呼ばれる。足場の最下部と地盤面との段差や、資材置き場から建物内への搬入口の段差を解消するために足場鳶が設置する。設置時の段取りとして、荷物を積んだ台車が安全に登り降りできるよう、傾斜角度を労働安全衛生規則の基準である「三十度以下(手摺等がない場合は十五度以下)」になだらかに保つことが最大の勘所。角度が急すぎると、重みで台車が暴走して下の人に激突する労災事故を引き起こす。また、設置した両端のフックや固定ピンが確実に足場パイプに掛かっているかを確認し、使用中に板が外れて落下しないよう番線などで隙間なく結束しておく。泥が詰まると滑るため清掃も重要。

別の呼び方

すろーぷばん傾斜仮設板滑り止めスロープ

足場工事・高所作業の中での位置づけ

スロープ板は「足場工事・高所作業」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは足場板(2語の説明に登場)です。この分類の13語は足場工事・高所作業の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23