建辞郎建設・土木の用語辞典

元請契約

もとうけけいやく

音声:VOICEVOX:雀松朱司

ゼネコン・サブコン業界用語

元請契約とは

国や自治体、あるいは民間企業の施主といった工事の発注者から、直接その建設工事全体を請け負う契約のこと。「元の請負」であることに由来する。この契約を結んだゼネコンなどの建設会社は、約束の期日までに図面通りの建物を完成させて引き渡す最終的な義務と責任を直接背負う立場となる。工事を専門分野ごとに分割して多数の下請業者に発注し、全体のスケジュールや品質、安全を統括して管理するほか、役所への複雑な許可申請や、騒音に対する近隣住民への説明対応など、プロジェクトにまつわる法的・社会的責任をすべて引き受ける。

出典: 国土交通省 建設業法関連

現場での使われ方・注意点

現場では、この契約を結んで工事全体を取り仕切るゼネコンの会社やその現場監督自身のことを「元請(もとうけ)」と呼ぶ。元請の監督は、自社の利益だけでなく現場で働くすべての職人の安全を守る絶対的な権限と重い責任を持つ。よくある失敗は、下請業者任せにして日々の安全パトロールや作業手順の確認を怠ること。万が一、下請業者の職人が重大な墜落事故などを起こした場合、直接の雇用関係がなくても元請の管理責任が厳しく問われ、現場の停止や最悪の場合は建設業の営業停止といった会社全体を揺るがす事態に直結してしまう。

別の呼び方

もとうけけいやくもとうけ

ゼネコン・サブコン業界用語の中での位置づけ

元請契約は「ゼネコン・サブコン業界用語」の用語です。この分類の7語はゼネコン・サブコン業界用語の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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この項目の最終更新: 2026-06-23