建辞郎建設・土木の用語辞典

基準系

きじゅんけい

音声:VOICEVOX:雀松朱司

測量・丁張り

基準系とは

測量において、位置座標を正確に定めるための基準となる枠組み。地球上の位置を経緯度や平面直角座標で表すために、基準となる準拠楕円体や原点の位置、座標軸の向きを定めたもので、測地基準系とも呼ばれる。現地の正確な位置関係を図面に落とし込んだり、逆に図面の座標を現場に復元したりするために用いる。工事着手前の基準点測量や丁張り設置などの工程で必須となる。日本では2002年に旧来の日本測地系から世界測地系へ移行しており、現在は東日本大震災後の地殻変動を反映した測地成果2011(JGD2011)が一般的に用いられている。

現場での使われ方・注意点

現場でもそのまま「基準系(きじゅんけい)」や「測地系(そくちけい)」と呼ばれる。測量機器やCADソフトにデータを入力する際、現在の『世界測地系(JGD2011)』と過去の『日本測地系(旧測地系)』の混同を絶対に避けることが段取りの勘所となる。これら2つは同じ地点でも座標値が数百メートルずれるため、間違えやすい点として特に注意が必要である。施工前にトータルステーションやドローン測量用の設定を誤ったまま作業を進めると、構造物の配置が敷地境界から大きくずれ、後から基礎を壊して作り直すような甚大な手戻り事故につながる。

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測量・丁張りの中での位置づけ

基準系は「測量・丁張り」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは座標(5語の説明に登場)です。この分類の12語は測量・丁張りの用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-07-02