建辞郎建設・土木の用語辞典

オルソ補正

おるそほせい

音声:VOICEVOX:雀松朱司

測量・丁張り

オルソ補正とは

ドローン(UAV)や航空機から撮影された中心投影の空中写真画像に対して、カメラのレンズ歪みや地表の起伏による写真上のズレを幾何学的に補正し、真上から見た正射投影(オルソ)の画像に変換するデータ処理作業。主に土木工事の起工測量や、現場の3次元地形モデルを作成するICT土工の準備段階で行われる。この補正を行うことで、写真上のどこを測っても縮尺が一定となり、設計図面や地図と正確に重ね合わせることが可能になる。広大な現場の状況把握や土量計算の基礎となる高精度な空間データを作り出すための必須のプロセスである。

出典: ウィキペディア日本語版「オルソ補正」(CC BY-SA 4.0)を元に、建辞郎が現場向けに編集しています。

現場での使われ方・注意点

現場の測量担当者は単に「オルソ化」や「正射画像作成」と呼ぶ。専用のSfMソフトに撮影画像と標定点(GCP)の座標データを読み込ませて処理し、設計図とピッタリ重なるかを確認するのが精度確保の勘所となる。単なる空撮のパノラマ合成とは異なり、ミリ単位の測量座標を持たせている点で全くの別物である。よくある失敗は、現場に設置した標定点の数が少なすぎたり、配置が偏ったまま撮影・補正処理を行うこと。画像の外周部で大きな歪みが補正しきれず、そのデータで土量計算をすると実際の搬出量と大幅な誤差が生じてトラブルになる。

測量・丁張りの中での位置づけ

オルソ補正は「測量・丁張り」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは座標(5語の説明に登場)です。この分類の12語は測量・丁張りの用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

あわせて読みたい用語

オルソ補正についてAI相談で調べる →

※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-07-02