基本測量
きほんそくりょう
基本測量とは
測量法(第4条)において定められた、「すべての測量の基礎となる測量で、国土地理院が行うもの」のこと。日本全国の正確な位置や高さの基準(骨組み)を作り、その後の各種測量が統一された精度の高い基準に基づいて行えるようにするために実施される。建設会社が現場で行う施工測量よりもはるか前段の、国家的なインフラ整備や地図作成の基礎として位置づけられる。具体的には、全国に配置された三角点、水準点、電子基準点などの「永久標識」を設置・観測する作業や、人工衛星を利用した位置決定などがこれに該当する。公共工事で行われる公共測量などは、すべてこの基本測量の成果を出発点として行われる仕組みになっている。
出典: ウィキペディア日本語版「基本測量」(CC BY-SA 4.0)を元に、建辞郎が現場向けに編集しています。
現場での使われ方・注意点
現場の作業員が直接この測量を行うことはないが、国が定めた絶対的な基準として関わってくる。現場周辺の山頂や道路脇にある「三角点」やマンホールのような「水準点」は、この測量によって設置された国の重要な財産(永久標識)である。よくある失敗は、これらがただの石柱や杭だと思い込み、重機での掘削や仮設道路の敷設時にうっかり重機で傷つけたり、勝手に引き抜いてしまうこと。測量法で厳しく罰せられる重大なトラブルとなる。工事の影響でどうしても標識を移設・一時撤去する必要がある場合や、仮囲いで見通しを遮ってしまう場合は、着手前に必ず国土地理院へ測量標の移転申請や協議を行う段取りが不可欠となる。
関連動画
測量・丁張りの中での位置づけ
基本測量は「測量・丁張り」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは座標(5語の説明に登場)です。この分類の12語は測量・丁張りの用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
あわせて読みたい用語
※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-07-02