元期
げんき
音声:VOICEVOX:雀松朱司
元期とは
元期(げんき)とは、時間的な基準となる起点を意味する言葉であり、土木分野においては主に測量やGPS(GNSS)観測の座標系における基準日時として用いられます。例えば「元期2000.0」といった場合は、西暦2000年1月1日の世界時0時を計算の起点として扱うということです。天体観測の暦表時でも1900年1月0日12時を元期と定めるなど、分野ごとに特定の時点が設定されます。測量では、地球のプレート運動などで地面は常に少しずつ動いているため、いつの時点の座標なのかをはっきりさせないと位置がずれてしまうことから、この基準日時が必要になります。
出典: ウィキペディア日本語版「元期」(CC BY-SA 4.0)を元に、建辞郎が現場向けに編集しています。
現場での使われ方・注意点
現場でGNSS(GPS)測量機を使って座標を出す際に、地動補正やプレート運動による地殻変動によるズレを直すための計算上の基準時点です。国土地理院が提供する元期パラメータのファイルを測量ソフトに読み込ませて、現在の観測データをこの基準時点の座標に引き戻して計算します。ここで間違えやすいのは、現在の観測値である「今期」座標のまま図面に落としてしまうことです。これをやると、図面上の基準点と実際の観測結果が数十センチずれてしまい、構造物の位置が丸ごと狂うという取り返しのつかない大失敗につながるため注意が必要です。
測量・丁張りの中での位置づけ
元期は「測量・丁張り」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは座標(5語の説明に登場)です。この分類の12語は測量・丁張りの用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-07-02