希釈剤
きしゃくざい
音声:VOICEVOX:雀松朱司
希釈剤とは
希釈剤とは、各種塗料の粘度を現場の気温や施工条件に合わせて適切に調整するための揮発性の溶剤です。塗料原液のままだとドロドロで塗りにくいため、刷毛塗りやローラー塗り、スプレー塗装などの実際の塗装作業性を良くする目的で混ぜ合わせます。外壁塗装や鉄骨の錆止め塗布など、仕上げの塗装工程の直前で登場します。主剤と硬化剤の反応を助ける役割もあり、使用する塗料の樹脂の種類(エポキシ樹脂、フッ素樹脂など)に応じて専用のシンナーが厳密に指定されているため、水性塗料の水のように何にでも使えるわけではない点に注意が必要です。
現場での使われ方・注意点
塗装工や現場監督は「シンナー」や「薄め液」と呼びます。塗装作業の直前に、気温や湿度を考慮しながら秤を使って所定の規定希釈率の範囲内で正確に混合するのが段取りの勘所です。洗浄用シンナーと塗装用シンナーは成分が全く異なるため、缶の置き場を明確に分ける必要があります。よくある失敗は、コストダウンのためにメーカー指定外の安価な洗浄用シンナーを混ぜたり、目分量で薄めすぎたりすることです。塗膜の白化や硬化不良、本来の防食性の著しい低下を招き、数年経たずに塗装が剥がれて全面塗り直しとなる重大なクレームに直結します。
別の呼び方
シンナー薄め液
資材・材料の中での位置づけ
希釈剤は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-08-01