土壌汚染
どじょうおせん
音声:VOICEVOX:雀松朱司
土壌汚染とは
地表面から地中深くの土や地下水が、鉛やヒ素などの重金属、トリクロロエチレンなどの揮発性有機化合物、あるいは農薬といった人体や環境に有害な物質で汚染された状態です。かつて化学工場やクリーニング工場、鉱山などがあった跡地において、過去の不適切な廃液処理や漏洩によって土中に有害物質が蓄積されることで引き起こされます。日本では土壌汚染対策法によって厳格な基準が定められており、大規模な土地の改変や有害物質使用施設の廃止時には、ボーリング等による調査と、汚染土壌の掘削除去や封じ込めといった対策工事が義務付けられています。
出典: 建設副産物適正処理推進要綱(国土交通省)
現場での使われ方・注意点
大規模な造成工事やマンション建設の初期段階において、発注者側が過去の土地利用履歴を遡って汚染の可能性を評価し、必要に応じて地歴調査や試料採取を実施します。着工後に想定外の汚染土が発覚するのが最も避けたい失敗であり、汚染土の場外搬出や無害化処理に莫大な追加費用が発生するだけでなく、行政への届出や対策工事の追加によって工期が半年以上遅れることも珍しくありません。そのため、単なる地盤の固さを調べる地質調査とは明確に区別し、事前の試掘調査の段階で怪しい臭いや土の変色を見逃さず、速やかに専門機関へ分析を依頼する段取りが求められます。
別の呼び方
土壌汚濁地盤汚染地下水汚染
関連動画
環境対策の中での位置づけ
あわせて読みたい用語
※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-18