ベース筋
べーすきん
音声:VOICEVOX:雀松朱司
ベース筋とは
建物の最下部に位置する基礎底盤(ベース・スラブ)に格子状に配置される鉄筋のこと。建物の巨大な自重を地盤に伝える「基礎底面(base)」を補強し、上部からかかる荷重と地盤からの反力によって基礎が下方向に折れ曲がったり割れたりするのを防ぐために配置する。主にRC造や鉄骨造などの基礎工事工程において、掘削を終えて捨てコンクリートを打設した後の配筋作業で施工される。かかる応力の大きさに応じて、鉄筋を一段だけ組むシングル配筋と、上下二段に重ねて交差させる二重網状のダブル配筋といった仕様の違いがある。
現場での使われ方・注意点
現場の鉄筋工や監督は「ベース」や「耐圧板配筋」と呼ぶ。主筋と配力筋を正確なピッチで結束し、土に接する部分の被り厚さ(通常60mm以上)を確保するため、コンクリート製スペーサー(サイコロ)を適切な間隔で堅固に配置するのが段取りの勘所。垂直方向に立ち上がる「立ち上がり筋」や「柱主筋」とは異なり、建物の足元を水平面で支える根幹となる配筋である点が違う。スペーサーの配置間隔が広すぎたり、結束が甘かったりして、コンクリート打設時の作業員の歩行や生コンの圧力で鉄筋が沈み込み、規定の被り厚さが不足する重大な失敗がよくある。
鉄筋工事の中での位置づけ
ベース筋は「鉄筋工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは鉄筋工(2語の説明に登場)です。この分類の9語は鉄筋工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
あわせて読みたい用語
※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-19