建辞郎建設・土木の用語辞典

タンピング

たんぴんぐ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

コンクリート工事

タンピングとは

コンクリートを型枠内に打設した直後に、まだ柔らかい表面を専用の木製や金属製のタタキ板(タンパー)などで繰り返し軽く叩いて締め固める仕上げ前の作業。英語の「突き固める(tamp)」に由来する。表面付近に滞留している大きな空隙(エントラップトエア)を叩き潰して無くし、ブリーディング水(浮き水)を適切に排出させて緻密で均質なコンクリート表面を作るために行う。主に土間コンクリートやスラブ(床)のコンクリート打設工程において、バイブレーターによる内部振動締め固めが終わった直後の、左官がコテを当てる前の荒均し段階で実施される。

現場での使われ方・注意点

現場では土工や左官職人が、柄の長いタンパーを上下にパタパタと動かして表面を叩きながら後退していく。このタンピングを入念に行うことで、鉄筋の下に空隙が残って起きる「沈みひび割れ」や、表面の乾燥による「プラスチック収縮ひび割れ」を防ぐのが施工上の勘所。深い層まで振動を伝える「コンクリートバイブレーター」による締め固めとは違い、タンピングはあくまで表面から数センチの表層部を緻密にして耐久性を高めるための作業である。よくある失敗として、叩くタイミングが遅すぎてコンクリートが硬化し始め、表面が荒れてコテ均しができなくなる事態がある。

コンクリート工事の中での位置づけ

タンピングは「コンクリート工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはコンクリート打設(11語の説明に登場)です。この分類の29語はコンクリート工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-19