建辞郎建設・土木の用語辞典

コンクリートヘッド

こんくりーとへっど

音声:VOICEVOX:雀松朱司

コンクリート工事

コンクリートヘッドとは

柱や壁のコンクリートを流し込む打設作業中において、まだ固まっていない液状の生コンクリートが型枠の下部に向かって及ぼす圧力(側圧)が最大となる深さのことです。打設されたコンクリートが自重で圧縮されて硬化し始め、それ以上は液状としての圧力を型枠に掛けなくなる境界の高さを示します。安全にコンクリートを流し込むための型枠の強度設計や、支保工の配置間隔を正確に計算するために不可欠な指標です。主に事前の施工計画において、一度に打設する高さやポンプ車の圧送速度を決定する工程で基準値として用いられます。

現場での使われ方・注意点

現場監督や型枠大工が、柱や高い壁を打設する際のペース配分を判断するために常に意識します。打設速度が速すぎたり、外気温が低くて硬化が遅い条件では、このヘッドの値が急激に大きくなるため、下から順にゆっくりと打ち上げて側圧を逃がす段取りが勘所です。よくある失敗は、ポンプ車のオペレーターに指示を出さずに一気に大量の生コンを高い位置まで流し込んでしまうことです。想定以上の側圧が型枠の下部に一極集中し、単管パイプやセパレーターが引きちぎられてコンクリートが大量に噴出する型枠パンクの大事故を引き起こします。

コンクリート工事の中での位置づけ

コンクリートヘッドは「コンクリート工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはコンクリート打設(11語の説明に登場)です。この分類の29語はコンクリート工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-19