クラムシェル
くらむしぇる
音声:VOICEVOX:雀松朱司
クラムシェルとは
クレーンからワイヤーで吊り下げられ、二枚の貝殻が合わさるように土砂を挟み込んで掘削・排出するアタッチメントを備えた掘削機です。英語の二枚貝の殻という言葉に由来します。一般的なバックホウではアームが届かないような、垂直で深い縦穴の底の土砂を効率よくすくい上げる目的で使用されます。主に大規模建築の基礎工事における深礎掘削や、橋脚のケーシング内掘削、地下連続壁工事の現場で活躍します。ワイヤーのみで吊るロープ式と、油圧シリンダーの力で強力に殻を閉じる油圧式の二種類があり、地盤の硬さで使い分けられます。
現場での使われ方・注意点
クレーンオペレーターや基礎工からはそのまま「クラムシェル」や「クラム」と呼ばれます。掘削した土をダンプトラックに直接積み込むか、仮置き場に排出するかによってクレーンの旋回半径が大きく変わるため、事前にヤード内の機械配置を綿密に計画する段取りが必要です。バックホウのバケットと違い、土を押し込む力が自重しかなく、硬い地盤の掘削には不向きである点が異なります。典型的な失敗は、バケットが地中で回転して掘削軸がずれてしまい、縦穴が斜めに曲がって掘り進められ、後から挿入する鉄筋かごが入らなくなる手戻りです。
建設機械の中での位置づけ
クラムシェルは「建設機械」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは建設機械(7語の説明に登場)です。この分類の27語は建設機械の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-19