建辞郎建設・土木の用語辞典

ひび割れ(乾燥収縮ひび割れ)

ひびわれ(かんそうしゅうしゅくひびわれ)

音声:VOICEVOX:雀松朱司

コンクリート工事

ひび割れ(乾燥収縮ひび割れ)とは

固まったコンクリートの表面または内部に生じる亀裂(ひび割れ)のうち、硬化後のコンクリート内部の水分の蒸発に伴う体積収縮が原因で発生するもの。コンクリートが縮もうとする動きが、内部の鉄筋や周囲の構造物による拘束で妨げられることで引張応力が発生し、耐えきれずに破断する現象である。主にコンクリート打設後、数ヶ月から数年かけて乾燥が進む養生および供用工程で顕在化する。水やセメントの量が多い配合であるほど発生しやすく、壁面やスラブの中央部などに規則的な間隔で貫通するように生じることが多い。

現場での使われ方・注意点

現場の監督や職人は単に「クラック」と呼ぶ。発生を見つけたらクラックスケールを用いてひび割れの幅を測定し、0.3mm以上のものは内部の鉄筋の防錆の観点から、エポキシ樹脂注入や微細なセメント系補修材による充填補修を行うのが勘所。打設直後に表面の急激な乾燥で起きる網目状の「プラスチック収縮ひび割れ」とは異なり、乾燥収縮ひび割れは長期間かけて深く貫通して発生する点が違う。よくある失敗として、誘発目地(あえてひび割れを集中させる溝)の配置間隔が広すぎたり深さが足りなかったりして、意図しない見苦しい場所に無数のクラックが入ることがある。

別の呼び方

乾燥ひび割れDrying shrinkage crackクラックヘアクラック割れひび割れ亀裂ヘアークラック収縮ひび割れ

この工種の歩掛

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コンクリート工事の中での位置づけ

ひび割れ(乾燥収縮ひび割れ)は「コンクリート工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはコンクリート打設(11語の説明に登場)です。この分類の29語はコンクリート工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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この項目の最終更新: 2026-06-09