特殊作業員
とくしゅさぎょういん
音声:VOICEVOX:雀松朱司
特殊作業員とは
建設現場において、一定の専門技術や特別な熟練度を要する作業に従事する労働者の単価区分のことです。公共工事の積算基準において、必要な労務費を適正に計上するために用いられます。工費算出の初期段階や、下請け業者との金額交渉の工程で基準として登場します。一般的な「普通作業員」が清掃や資材運搬などの補助作業を行うのに対し、「特殊作業員」は、専門的な工法に基づく施工、薬液注入、アンカー工、または特殊な仮設設備の組み立てなど、特定の教育や経験がなければ安全かつ確実に遂行できない業務を担当する点で明確に区別されます。
現場での使われ方・注意点
現場の歩掛(ぶがかり)表や見積書の中では「特作(とくさく)」と略して記載されることが多くあります。段取りの勘所は、見積りや実行予算を組む段階で、その工種が普通作業員で対応できるのか、特殊作業員の単価を計上すべきかを積算基準書と照らし合わせて正確に見極めることです。これを単なる「熟練した普通作業員」と混同し、一律の単価で予算を組んでしまうと、実際に専門業者へ発注する際に金額が合わなくなります。現場入場時には該当する資格証の原本確認が必須であり、有資格者でない者に作業をさせてしまうのが典型的な法令違反の失敗例です。
別の呼び方
特作特殊作業員(とくしゅさぎょういん)
積算・工事費の中での位置づけ
特殊作業員は「積算・工事費」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは仮設費(2語の説明に登場)です。この分類の15語は積算・工事費の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-21