張コンクリート
はりこんくりーと
音声:VOICEVOX:雀松朱司
張コンクリートとは
張コンクリートは、河川の護岸や道路の法面(傾斜面)において、土砂の流出や雨水による浸食を防ぐため、現場でコンクリートを法面に張り付けるように打設する保護工法です。斜面にコンクリートを張り付ける形状に由来します。流速の速い河川の法面や、急勾配の斜面の安定性を高め、長期的な土砂崩壊を防止する基礎的な護岸工として施工されます。法枠工の枠内を埋めるように打設されることもあります。無筋コンクリートで施工される一般的な厚さ十数センチのもののほか、地盤の変形に追従しやすくするため鉄筋網を配置する種類もあります。
現場での使われ方・注意点
現場の土工や左官工からは「のりコン」や「法張コン(のりはりこん)」と呼ばれます。急傾斜の法面に生コンを流すため、スランプ(軟らかさ)は固めの8cm程度に配合調整し、ダレを防ぎながら上部から下部へ向けて素早くコテで均す段取りが勘所です。工場製品を並べる「張りブロック」とは異なり、現地の複雑な地形に合わせて隙間なく一体のコンクリート面を形成できる違いがあります。よくある失敗は、法面の締固め不足や湧水の処理忘れです。背面に水が溜まると水圧でコンクリートが持ち上げられ、数年で広範囲にわたってひび割れや滑落事故を引き起こします。
別の呼び方
張りコンのり面張りコンクリートはりこんくりーと法面張コンクリート張りコンクリート張コンコンクリート版張りConcrete facing張コンクリート
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河川・護岸工事の中での位置づけ
張コンクリートは「河川・護岸工事」の用語です。この分類の9語は河川・護岸工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-22