PCグラウト
ぴーしーぐらうと
音声:VOICEVOX:雀松朱司
PCグラウトとは
グラウンドアンカーやPC橋梁において、PC鋼材を通すために配置されたダクトやシースの内部空間に充填される、水とセメント、特殊混和剤を高速ミキサーで均一に練り混ぜたセメントミルク状の材料です。緊張を終えたPC鋼材をサビから永久に保護し、鋼材と周囲のコンクリートとを一体化させて構造物の耐久性を確保するために注入されます。主にプレストレストコンクリート構造物の施工において、鋼材の緊張・定着作業がすべて完了した直後の工程で使われます。流動性が非常に高く、材料分離を起こしにくい性質を持っています。
現場での使われ方・注意点
現場では単に「グラウト」や「アンカーグラウト」と略して呼ばれます。注入作業では、ダクト内の空気を押し出しながら下部からゆっくりと圧入し、反対側の排気口から空気混じりの薄い液ではなく、ミキサーの中と同じ「濃いグラウト」が勢いよく溢れ出るまで注入を止めないことが絶対の勘所です。間違えやすいのは、流動性を上げようとして規定量以上の水を足してしまうことです。これを行うと硬化後にブリーディング(水分の上昇)が発生し、ダクト上部に空洞が残ってPC鋼材が数年で破断する致命的な欠陥を引き起こします。
別の呼び方
ぴーしーぐらうとアンカー注入グラウト
資材・材料の中での位置づけ
PCグラウトは「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-22