凝結遅延AE減水剤
ぎょうけつちえんえーいーげんすいざい
凝結遅延AE減水剤とは
日本産業規格(JIS A 6204)に定められた化学混和剤の一つで、コンクリートを練り混ぜる際に微小な空気の泡(AE)を連行して作業性を良くし、使用水量を減らして強度を高める機能に加えて、セメントと水との化学反応(水和反応)の開始を意図的に遅らせる機能を持たせた液状の添加剤です。気温が高くコンクリートが急激に固まりやすい夏期の打設工事において、先に打ったコンクリートの上に次のコンクリートを打ち重ねるための制限時間を延長し、一体化不良によるコールドジョイントの発生を防ぐ目的で生コン工場で標準的に添加されます。
現場での使われ方・注意点
現場では通称「遅延剤」や「遅延型」と呼ばれます。気温が30度を超えるような真夏のコンクリート打設は、生コンが現場に到着して少し待機しただけでもあっという間に固まり始めるため、プラントでの練り混ぜ時にこれを添加して硬化を数時間遅らせます。段取り上の勘所は、気温に応じた添加量の指示です。打設のペースに対して添加量が足りないと、打ち重ねる前に下層の生コンが流動性を失ってしまい、バイブレーターを掛けても後から打った部分と全く一体化しない「コールドジョイント」という構造上致命的なひび割れ欠陥を引き起こす典型的な失敗につながります。
別の呼び方
ぎょうけつちえんえーいーげんすいざい遅延剤遅延型AE減水剤凝結遅延剤凝結遅延ae減水剤
資材・材料の中での位置づけ
凝結遅延AE減水剤は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23