建辞郎建設・土木の用語辞典

土粒子比重

どりゅうしひじゅう

音声:VOICEVOX:雀松朱司

測量・調査

土粒子比重とは

土を構成している固体の土粒子自体の質量と、それと全く同じ体積である摂氏4度の純水の質量とを比較した割合のことです。土が持つ基本的な物理的性質を把握するための重要な指標であり、土の締まり具合や水を含みやすさを評価するために求めます。主に地盤調査における室内土質試験の工程で測定され、間隙比や飽和度といった地盤の強度に関わる各種パラメータを算出する際の基礎データとなります。また、微細なシルトや粘土の粒度試験において、土粒子が水中で沈んでいく速度から粒径を求める沈降分析の計算にも必須です。

現場での使われ方・注意点

現場の技術者や試験員の間では単に「土の比重」と略して呼ばれることが多い指標です。試験室でピクノメーターと呼ばれる専用の比重瓶を用いて測定を行います。測定時の最大の勘所は、土の試料中に少しでも空気が残っていると正確な体積が測れなくなるため、煮沸や真空ポンプを使った吸引排気によって気泡を完全に追い出す脱気作業を念入りに行うことです。間違えやすい点として、土全体のかさ密度(湿潤密度)とこの土粒子比重は全く別物です。脱気が不十分なまま測定を進めると、地盤の沈下量予測などが大きく狂ってしまいます。

別の呼び方

どりゅうしひじゅう土粒子の密度試験

測量・調査の中での位置づけ

土粒子比重は「測量・調査」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはトータルステーション(8語の説明に登場)です。この分類の24語は測量・調査の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-22