夜間打設
やかんだせつ
夜間打設とは
日中の激しい交通渋滞による生コンクリートの運搬遅延の回避や、昼間の施工が許可されない幹線道路上の工事、あるいは夏場の急激な温度上昇によるコンクリートのひび割れを防ぐ目的で、日没から日の出までの夜間の時間帯にコンクリートの打設を実施することである。主に都市部の大規模なビル建設や橋梁・トンネル工事のコンクリート打設工程で採用され、近隣への配慮と品質の確保を両立させるために行われる。通常の昼間打設と異なり、生コン工場の夜間特別稼働の要請から運搬ルートの確保、そして現場内での投光器による入念な照明配置まで、関係各所との緊密な連携と特殊な作業計画が求められる大掛かりな作業となる。
出典: 土木工事標準仕様書(第3編 コンクリート工事)
現場での使われ方・注意点
現場では単に夜間や夜間コンと呼ばれ、日中とは異なる暗騒音の少なさから、バイブレーターの振動音や職人の声が響きやすいため、近隣住民からの苦情対策が成否を分ける。段取りの勘所として、照明の配置が影を作ってコテ仕上げの平坦性確認を狂わせないよう、多方向から光を当てる工夫や、早朝の交通量が増える前にポンプ車の洗浄と撤収を完了させるタイムスケジュールの厳守が求められる。気温が低くコンクリートの凝結が遅れるため、昼間と同じ感覚で仕上げのタイミングを待つと、深夜に職人を長時間待機させることになり、結果として焦って仕上げて表面が荒れるなどの品質低下や過労による安全事故を引き起こす。
別の呼び方
深夜打設Night-time pouring夜間コン夜間コンクリート打設
現場管理の中での位置づけ
夜間打設は「現場管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは現場監督(4語の説明に登場)です。この分類の44語は現場管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10