建辞郎建設・土木の用語辞典

丁張り杭

ちょうはりくい

音声:VOICEVOX:雀松朱司

測量・調査

丁張り杭とは

掘削や盛土、コンクリート構造物の施工基準となる高低差や方向を示す仮設の枠(丁張り)を支持するために地盤に打ち込む、木製や金属製の杭である。現場に工事の目印を張るための杭であることに由来する。オートレベルやトータルステーションで計測した正確な位置と高さの基準を現場の空間に固定し、重機のオペレーターや職人に仕上がり形状の目安を視覚的に伝える役割を持つ。道路工事や宅地造成、建築の基礎工事の着工直後に設置され、地盤の固さに応じて木杭や、より頑丈な鉄製の単管パイプ、異形鉄筋などが使い分けられる。

出典: 公共測量作業規程の準則(国土地理院)

現場での使われ方・注意点

現場監督や土工は「ちょうばり」や「やりかた杭」と呼ぶ。杭を打ち込む際は、カケヤ(大型の木槌)の柄を短く持ち、手元狂いで指を強打しないよう確実に打ち込む。段取り上の勘所は、重機の作業半径やダンプの走行ルートから少し離れた、作業の邪魔にならずかつ見やすい位置に設置することである。間違えやすい点として、杭の打ち込みが浅いまま横板を取り付けてしまうことがあり、雨上がりや重機の振動で杭が傾いて基準の高さが狂い、気づかずに施工を進めると構造物の位置が丸ごとずれて大規模な手戻り工事に発展する。

別の呼び方

丁張杭スターボードBatter boardやりかた杭丁張り板杭木杭丁杭

測量・調査の中での位置づけ

丁張り杭は「測量・調査」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはトータルステーション(8語の説明に登場)です。この分類の24語は測量・調査の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

あわせて読みたい用語

丁張り杭についてAI相談で調べる →

※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10