建辞郎建設・土木の用語辞典

基準点

きじゅんてん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

測量・調査

基準点とは

測量や施工において、すべての位置および高さの絶対的な基準となる、緯度・経度や標高が既知の固定点。土木工事の出発点となる重要ポイントであり、図面上の設計座標を実際の現場の地面へ正確に落とし込み、構造物を正しい位置に建設する目的で設置される。着工前の起工測量から竣工時の出来形測量まで、工事の全期間を通して継続的に利用される。国土地理院が山の山頂などに設置した一等から四等までの三角点や水準点といった公共の点のほか、そこから工事区域内に引き込んで設けた仮のベンチマークも含まれ、いずれも木杭や金属鋲などで明示され、動かないようにコンクリートで根固めして厳重に管理される。

出典: 公共測量作業規程の準則(国土地理院)

現場での使われ方・注意点

現場では「ベンチマーク」「BM」「もとばん」と呼ぶ。重機やダンプの接触による位置のズレを防ぐため、保護杭やトラロープで囲い、目立つ色のテープを巻いて周知する。段取りの勘所は、工事の進捗に伴って盛土や掘削で点が埋没したり撤去が必要になったりする前に、安全な場所へあらかじめ新しい点を移設しておくこと。よくある失敗は、使用前に他の点から閉合確認を行わずに測量を始め、元から動いていた点を使ってしまった結果、構造物の位置が数十センチずれて完成してしまうこと。単なる目印の杭とは異なり、これを疑わずに工事が進むため、地盤沈下や霜柱による隆起がないか定期的な異常の点検が欠かせない。

別の呼び方

ベンチマークBMReference pointもとばん逃げ仮基準点元番

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測量・調査の中での位置づけ

基準点は「測量・調査」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはトータルステーション(8語の説明に登場)です。この分類の24語は測量・調査の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10