建辞郎建設・土木の用語辞典

プリズム

ぷりずむ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

測量・調査

プリズムとは

トータルステーションなどの測量機器から発射された測定用の赤外線やレーザー光を受け止め、光源である機械の方向へ正確に送り返すコーナーキューブ型の再帰反射面を持つガラス製の光学反射鏡です。光を屈折・反射させる光学素子を意味する英語に由来しています。機械本体との間の距離を数ミリ単位の精度で算出する目的で使用され、基準点測量や現場での杭打ち、構造物の位置出し工程において欠かせない道具です。用途に合わせて、ピンポールに取り付ける小型のものから、三脚で固定する大型のもの、全周から光を反射できる360度タイプなどの種類があります。

出典: 公共測量作業規程の準則(国土地理院)

現場での使われ方・注意点

測量士や現場監督の間では「プリズム」のほか「ターゲット」や「ミラー」と呼ばれ、機械を覗く操作者とポールを持つ補助者の二人一組で使われます。段取りの勘所は、測点に対してポールを正確な鉛直状態に保持することであり、ポールに取り付けられた円形気泡管を見ながら手ブレを最小限に抑える技術が求められます。単なる反射シートとは異なり、長距離でも強い反射光を返せるため高精度な測量が可能です。よくある失敗は、プリズム定数の設定を機械側で間違えたまま測定してしまい、全ての測点位置が数センチずれた状態で施工が進んで大規模な手戻りになることです。

別の呼び方

反射鏡コーナーキューブPrismターゲットミラーターゲットプリズムコーナーキューブプリズム

測量・調査の中での位置づけ

プリズムは「測量・調査」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはトータルステーション(8語の説明に登場)です。この分類の24語は測量・調査の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10