建辞郎建設・土木の用語辞典

打設打ち重ね時間

だせつうちかさねじかん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

コンクリート工事

打設打ち重ね時間とは

建築工事の標準仕様書であるJASS 5などに定められている、コンクリート打設における重要な時間制限のことです。壁や柱などの深い型枠にコンクリートを多層に分けて流し込む際、先に打った下層と後から打つ上層が完全に一体化するために許容される最長の時間間隔を表します。コンクリートは時間が経つと固まり始めるため、気温によって制限時間が異なります。一般的に、外気温が25度未満の場合は150分以内、コンクリートの硬化が早まる25度以上の場合は120分以内に次の層を打ち重ねて、バイブレータで上下層を一体化させなければならないと定められています。

現場での使われ方・注意点

現場監督がコンクリート打設の進行管理や、生コン工場のミキサー車の配車間隔を指示する際に必ず意識する指標です。渋滞などによるミキサー車の到着遅れを想定し、余裕を持った配車計画を立てることが段取りの勘所です。前の層のコンクリートが固まり始めていないか、現場で棒で突くなどして常に状態を観察する必要があります。この時間管理に失敗して許容時間を超過したまま新しいコンクリートを打ち重ねてしまうと、「コールドジョイント」と呼ばれる不連続な継ぎ目が発生し、そこから水が漏れたり構造物の強度が著しく低下する致命的な施工不良につながります。

別の呼び方

だせつうちかさねじかん打ち重ね時間打設間隔

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コンクリート工事の中での位置づけ

打設打ち重ね時間は「コンクリート工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはコンクリート打設(11語の説明に登場)です。この分類の29語はコンクリート工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23