建辞郎建設・土木の用語辞典

凍上防止層砂利

とうじょうぼうしそうじゃり

音声:VOICEVOX:雀松朱司

資材・材料

凍上防止層砂利とは

凍上防止層砂利は、冬期間に地盤が深く凍結する寒冷地において、アスファルト舗装や建物の土間コンクリートの直下に敷き詰められ、地下から毛細管現象によって水分が吸い上げられるのを物理的に遮断するための透水性に優れた砂利材料である。主に道路工事の路盤工や、住宅・店舗の外構駐車場を造成する下地作りの工程で大量に投入される。一般的な路盤材として使われる切り込み砕石とは異なり、水分を保持しやすい粘土やシルトといった微細な土の成分(細粒分)を極力取り除いた、粒の揃った綺麗な砂利が選定されるのが特徴である。

現場での使われ方・注意点

北国の土木・外構現場では単に「凍上防止層」や「置き換え砂利」と呼ばれる。掘削して軟弱な土を取り除いた後、この砂利を数十センチの厚みで敷き均し、振動ローラー等で締め固めていく。施工上の勘所は、仕様書で指定された凍結深度まで確実に土を入れ替え、透水層を確保することである。コストをケチって泥混じりの安い砂利を使ったり、厚みが足りなかったりすると、冬場に地中の水分が凍結して体積膨張(凍上現象)を起こし、春先には新品の舗装面がボコボコに隆起してひび割れるという、寒冷地特有の致命的な施工不良を引き起こす。

別の呼び方

とうじょうぼうしそうじゃり凍上防止層不凍層

資材・材料の中での位置づけ

凍上防止層砂利は「資材・材料」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはアスファルト(13語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は資材・材料の基礎、この分類の74語は資材・材料の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23