建辞郎建設・土木の用語辞典

初期凍害

しょきとうがい

音声:VOICEVOX:雀松朱司

コンクリート工事

初期凍害とは

コンクリートの打設直後、まだ十分に強度を発揮していない段階で内部の練り混ぜ水が凍結し、氷の膨張圧によってコンクリートの微密な組織が内側から破壊される現象です。一般的に、圧縮強度が5N/mm2に達する前の硬化初期に凍結した場合に発生し、コンクリートの強度が著しく低下して耐久性を大きく損なうため、これを確実に防止する目的で厳密な温度管理が行われます。主に冬期におけるコンクリートの打設工程から初期養生の期間にかけて、気温が著しく低下する寒冷地の現場や夜間に氷点下となる環境で発生リスクが高まります。

現場での使われ方・注意点

現場では単に「凍害」や「凍結」と呼ばれることが多いです。冬期のコンクリート施工においては、打設後の気温低下を見越して防風シートによる囲いや練炭・ヒーター等の採暖設備を事前に準備し、練り上がり温度を高める配合計画を立てておくことが段取りの勘所です。表面だけが少し凍る軽微な現象と誤解されがちですが、内部組織全体が破壊される致命的な欠陥です。現場と同条件で養生したテストピースの強度確認を行わずに自己判断で保温シートを外してしまうと、全体が初期凍害を受けて強度が全く出ず、せっかく打ったコンクリートを全て壊して大規模に打ち直すという最悪の手戻りになります。

別の呼び方

しょきとうがい初期凍結破壊生コン凍害

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コンクリート工事の中での位置づけ

初期凍害は「コンクリート工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはコンクリート打設(11語の説明に登場)です。この分類の29語はコンクリート工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23