遮光養生
しゃこうようじょう
音声:VOICEVOX:雀松朱司
遮光養生とは
日本建築学会の仕様書(JASS 5)等に規定される、真夏などの気温が高い時期に打設されたコンクリートを直射日光から守るための養生方法。強烈な日差しによる表面温度の異常な上昇と、それに伴う急激な水分の蒸発を防ぐ目的で行われる。硬化前のコンクリートから水分が急に奪われると、プラスチック収縮ひび割れと呼ばれる亀裂が無数に生じたり、最終的な強度が低下したりする。これを防ぐため、打設直後の表面を覆うように遮光ネットなどを張り巡らせて日陰を作り、コンクリート自体の温度の急上昇を穏やかに抑え込む。
現場での使われ方・注意点
炎天下でのビル屋上のスラブ打設や、日陰のない屋外での道路舗装コンクリートの仕上げ直後に、現場監督や土工が慌ただしく行う作業。コンクリートが固まりきる前にシートを張るため、表面に傷をつけないよう少し浮かせて遮光ネットを設置する。突風でネットがめくれ上がらないように、端部をウェイト(土嚢など)で確実に固定し、必要に応じて散水養生と併用して湿度を保つことが品質確保の勘所。固定が甘くネットが吹き飛ばされると、直射日光を浴びた部分だけ水分が飛んで真っ白になり、取り返しのつかないひび割れを引き起こす。
別の呼び方
しゃこうようじょう日よけ養生日影養生
コンクリート工事の中での位置づけ
遮光養生は「コンクリート工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはコンクリート打設(11語の説明に登場)です。この分類の29語はコンクリート工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23