液体窒素冷却法
えきたいちっそれいきゃくほう
音声:VOICEVOX:雀松朱司
液体窒素冷却法とは
真夏の暑中コンクリートや超大型のマスコンクリート打設において、最も強力に生コンクリートの温度を低下させるための特殊な冷却技術。マイナス196度の超低温である液体窒素を生コンに直接注入して瞬時に温度を下げ、セメントの急激な水和熱による構造物の内部ひび割れ(温度ひび割れ)を確実に抑制するために使用する。主に巨大な橋梁の橋脚基礎や、LNG地下タンクといった大規模構造物のコンクリート打設工程で登場する。氷を混ぜるプレクーリング工法や、配管に冷水を流すパイプクーリング工法と組み合わせて用いられることもある。
現場での使われ方・注意点
現場では「液窒(えきちつ)クーリング」や「液体窒素注入」と呼ばれる。打設現場に到着したアジテータ車(ミキサー車)のドラム内に、専用のノズルから液体窒素を吹き込み、攪拌しながら目標温度まで一気に冷やす手順が段取りの勘所となる。練り水に氷を使う手法とは異なり、コンクリートの水量(水セメント比)を一切変えずに強力な冷却効果を得られるのが最大の特徴である。注入ペースが速すぎたり攪拌が不十分だったりすると、ドラム内のコンクリートが局所的に凍結してしまい、ポンプ車での圧送が詰まる原因や品質不良の引き金となる。
別の呼び方
えきたいちっそれいきゃくほう液体窒素プレクーリングLN2冷却
コンクリート工事の中での位置づけ
液体窒素冷却法は「コンクリート工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはコンクリート打設(11語の説明に登場)です。この分類の29語はコンクリート工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23