建辞郎建設・土木の用語辞典

第三者賠償特約

だいさんしゃばいしょうとくやく

音声:VOICEVOX:雀松朱司

安全管理

第三者賠償特約とは

保険法の規定などに基づき、建設工事中に、資材の落下で通行人に怪我を負わせたり、重機の操作ミスで隣家を破損する等、工事関係者以外の「第三者」に対する法的賠償責任を担保する特約付きの建設工事保険のこと。万が一の重大事故が発生した際、被害者への迅速な救済と、巨額の賠償リスクから自社を回避する目的で付保される。工事請負契約の際に発注者から加入を義務付けられることも多い。工事中に通行人等の第三者に怪我をさせたり、他人の財物を破損した際の補償が定められており、現場外へ及ぶ不測の損害をカバーする。

現場での使われ方・注意点

現場の所長や安全担当者の間では「三倍(さんばい)」や「第三者賠償」などと略して呼ばれる。市街地の狭小ビル解体や改修工事などの着工前のリスク管理において加入内容を確認する。段取りの勘所は、工事の危険度に見合った賠償支払限度額(1事故あたり数億円等)が十分な額になっているかを事前に把握しておくこと。これの確認を怠ると限度額を超えた賠償を自社で被ることになる。よくある失敗は、地下埋設管の切断や振動による隣家の沈下など、特約の適用外となる免責事項を見落としていて保険が下りないトラブルである。

別の呼び方

だいさんしゃばいしょうとくやく第三者賠償保険対人対物賠償

安全管理の中での位置づけ

第三者賠償特約は「安全管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはKY活動(2語の説明に登場)です。この分類の38語は安全管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23