建辞郎建設・土木の用語辞典

一般管理費配賦

いっぱんかんりひはいふ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

現場管理

一般管理費配賦とは

建設業会計における特有の処理ルールで、各工事現場では直接発生しないものの会社を維持するために必要な、本社の家賃、営業部門の活動費、役員や総務部門の人件費といった間接費用を、各プロジェクトの売上高や直接工事費の規模に応じて一定の割合で割り振って原価に計上する処理のことです。個別の現場の利益だけでなく、会社全体の経費を現場の利益からどれだけ回収できているかを正確に把握するために行われます。この計算を忘れると、現場単体では黒字に見えても、会社全体としては赤字になってしまうため、原価管理上の重要な手続きとなります。

現場での使われ方・注意点

現場の所長や監督の間では単に「配賦(はいふ)」と呼ばれ、あまり歓迎されない処理です。本社の経費などを自分たちの現場の原価に強制的に上乗せされるため、現場担当者から見ると節約などの努力でコントロールできないコストが突然乗ってくることになります。よくある失敗は、工事着手前の実行予算を組む際に、材料費や外注費などの直接工事費だけをきっちり計算して安心し、この配賦分を見込み忘れることです。工事終盤になってから本社の経費がドカンと計上され、余裕だと思っていた現場の利益が一気に吹き飛んで赤字現場に転落してしまうため、最初から配賦率を含めた厳しい予算管理が必要です。

別の呼び方

いっぱんかんりひはいふ一般管理費割り当て本社費配賦

現場管理の中での位置づけ

一般管理費配賦は「現場管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは現場監督(4語の説明に登場)です。この分類の44語は現場管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23