共通費
きょうつうひ
音声:VOICEVOX:雀松朱司
共通費とは
国土交通省の「公共建築工事内訳書標準書式」などで区分される工事原価の分類の一つ。鉄筋工事や内装工事のように「その作業そのものにかかるお金(直接工事費)」とは異なり、特定の工種に直接結びつけることはできないが、現場や会社を動かすために間接的に発生する経費の総称をいう。具体的には、現場の足場や仮設トイレなどにかかる「共通仮設費」、現場監督の給与や事務所の維持費である「現場管理費」、そして建設会社の本社機能の維持や役員報酬にあてられる「一般管理費(一般管理費等)」の3つを合算したものを指す。
現場での使われ方・注意点
積算担当者や現場代理人が、公共工事の入札価格を算出する際や、請け負った工事の実行予算を組む際に必ず計算する項目。現場で直接物を造る費用ではないため削られがちだが、現場の安全や品質を担保するための命綱となる費用である。材料費などの直接工事費の規模に対して、各種基準に沿った適切な割合(共通費比率)で金額が計上されているかを確認することが積算時の勘所。この項目の計上を忘れたり、無理に削って安く受注したりすると、現場の安全設備が不十分になったり、会社の利益が一切残らず赤字現場に転落する原因となる。
別の呼び方
きょうつうひ間接費共通経費
現場管理の中での位置づけ
共通費は「現場管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは現場監督(4語の説明に登場)です。この分類の44語は現場管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23