建辞郎建設・土木の用語辞典

ダンピング対策

だんぴんぐたいさく

音声:VOICEVOX:雀松朱司

現場管理

ダンピング対策とは

建設業法などで規定されるダンピング対策は、建設市場において極端な低価格による赤字受注を防止し、下請業者へのしわ寄せや手抜き工事、労働条件の悪化を防ぐために入札制限などを設ける行政的な措置です。不当に低い価格での請負契約を排除し、建設業の健全な発展と工事品質を確保するために実施されます。主に公共工事の入札・契約段階において、最低制限価格制度や低入札価格調査制度という形で適用されます。国や自治体の発注工事だけでなく、民間工事においても、元請が下請業者に対して不当な値引きを強要しないよう指導基準が設けられています。

現場での使われ方・注意点

安すぎる金額での受注を防ぐ制度であり、業界では「低入(ていにゅう)対策」などとも呼ばれます。現場監督の立場では、無理な低価格で受注したギリギリの工事を押し付けられると、仮設の安全対策費やコンクリートの養生費などを真っ先に削らざるを得なくなります。「予算がない」現場ほど必要な資機材を揃えられず、結果的に重大な労働災害や手抜き工事(品質不良)を招く原因となります。間違えやすい点は、コストダウンの企業努力とダンピングを混同することです。必要な安全費や法定福利費まで削って安く見せる行為は、厳しく監視・排除される対象となります。

別の呼び方

だんぴんぐたいさくダンピング防止低入札価格対策

現場管理の中での位置づけ

ダンピング対策は「現場管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは現場監督(4語の説明に登場)です。この分類の44語は現場管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23