旋回規制装置
せんかいきせいそうち
音声:VOICEVOX:雀松朱司
旋回規制装置とは
クレーン等安全規則などに基づいて設置される旋回規制装置は、タワークレーンや移動式クローラクレーンのブームの旋回角度をシステム制御で物理的に制限し、あらかじめ設定した境界線を越えてブームが回転しないようにする安全システムです。吊り荷やクレーンのブームが、隣接する構造物や敷地外にはみ出して接触・落下事故を起こすのを防ぐために導入されます。線路(新幹線等)や高圧送電線、交通量の多い第三者道路に隣接する狭小な都市部の建設現場で重機を稼働させる際に必須の機能となります。機種によって電子的なセンサー制御のものや、機械的なストッパーを設ける種類があります。
現場での使われ方・注意点
現場では「旋回リミッター」や単に「リミッター」と呼ばれ、オペレーターの操作ミスによる越境事故をシステムで防ぐ最後の砦です。段取りの勘所は、クレーンを組み立てた直後や作業開始前に、現場の平面図に基づく旋回規制角度の設定値と、クレーン運転席内のモニター設定が一致しているかを現場監督立会いで必ず動作確認することです。よくある失敗は、設定作業をオペレーター任せにして数値を誤入力したまま稼働させることです。万が一、設定が間違っていてブームが稼働中の線路や高圧線に侵入すれば、大停電や列車事故などの取り返しのつかない大惨事に直結します。
別の呼び方
せんかいきせいそうち旋回リミッター領域制限装置旋回規制設備
安全管理の中での位置づけ
旋回規制装置は「安全管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはKY活動(2語の説明に登場)です。この分類の38語は安全管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23