建辞郎建設・土木の用語辞典

アースダム

あーすだむ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

土工事

アースダムとは

アースダムとは、主に粘土、砂、砂利などの現地で調達した土砂を主体材料とし、層状に敷き均してローラー重機で強力に締め固めることで水をせき止める堤体を構築するダムの形式です。「アースフィルダム」とも呼ばれます。農業用の農業用ため池や小規模な貯水池を造るために行われます。大規模なコンクリート打設がない土工事主体の現場で採用されます。重力式コンクリートダムに比べ基礎地盤の要求強度は低いですが、ロックフィルダム(岩石主体)と比べても土が主体のため、浸透水による堤体の決壊を防ぐための遮水対策と、雨水による法面浸食の保護が重要になります。

出典: 土木工事標準仕様書(第1編 土工)

現場での使われ方・注意点

ダム土木職長やオペレーターが、ブルドーザーや振動ローラーを使って堤体の盛り土作業を行う際に呼びます。層ごとに規定の厚さで均し、締固め度を確認しながら次の層を重ねていくのが段取りの勘所です。遮水壁(コア部)の粘土質の土は最適な含水比を維持しながら締め固める必要があります。よくある失敗は、降雨の予報があるのに法面養生シート貼りを怠ることです。土砂が雨水を吸って含水比が狂うと、規定の締め固め密度が出ずに泥濘化し、乾燥するまで何日も作業が止まったり、不良な土をすき取って捨てたりする大幅な手戻りや工期遅延につながります。

別の呼び方

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土工事の中での位置づけ

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10