建辞郎建設・土木の用語辞典

ハンドレベル

はんどれべる

音声:VOICEVOX:雀松朱司

測量・調査

ハンドレベルとは

測量機器の一種で、片手で持ちながら内部の気泡管をのぞき込み、水平な視線を簡易的に得るための小型の望遠鏡です。現場で大まかな高低差や勾配を素早く把握するために用いられます。主に道路の盛土や切土の概略高さの確認、大まかな丁張りのチェックなど、現場巡視時の日常的な確認工程で活躍します。三脚に据え付ける精密なオートレベルやトータルステーションとは異なり、ポケットに入るサイズで手軽に扱えるのが特徴ですが、あくまで簡易的な高さ測定用であり、ミリ単位の精度が求められる本番の構造物の基準出しには使用できません。

出典: 公共測量作業規程の準則(国土地理院)

現場での使われ方・注意点

現場監督や土木の職長が、作業着のポケットに常備して高さをパッと確認するときによく使います。段取りの勘所は、自分の目の高さ(眼高)をあらかじめ巻き尺で正確に測って覚えておき、ハンドレベルで見えたスタッフ(箱尺)の目盛りに足し引きして素早く地盤高さを暗算することです。三脚に固定するレベルと違い、手ブレがあるため数センチの誤差が出ます。よくある失敗は、この手軽さに頼りきりになり、重機で掘削する最終的な仕上がり高さまでハンドレベルの目測で指示してしまうことです。結果的に掘りすぎや高さ不足が生じ、後から手戻り作業が発生します。

別の呼び方

簡易レベルハンドレベル測定hand level手持ちレベル簡易水準器

測量・調査の中での位置づけ

ハンドレベルは「測量・調査」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはトータルステーション(8語の説明に登場)です。この分類の24語は測量・調査の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10